東京の門下発表会で演奏をしてきました。

7月6日(土)に私が高校性の時からお世話になっている先生の、門下発表会に参加してきました。

私は今回ドイツの作曲家、ブラームス作曲の4つの小品 Op.119を演奏しました。

ブラームス最後のピアノ作品となっていて、かつての若かった自分を懐かしむような穏やかな哀愁に満ちた旋律が、心に深く残る素晴らしい曲です。

私の東京の先生の発表会は夏と冬の年二回開催しているのですが、毎年とても貴重な経験をさせていただいています。

特に夏の発表会では、1912年製ニューヨークスタインウェイ(CD368)を弾くことができるスペシャルな発表会となっています。

私が大学時代の時から発表会やリサイタルでこの楽器を弾かせていただいており、CD368 の音から楽曲のインスピレーションを膨らませるという経験をしてきました。

この貴重な経験を生徒さんに伝えていきたいですし、いつかこのピアノを弾く経験を生徒さんもできたらなと思っています。


CD368はニューヨークにあるカーネギーホールに貸し出されたコンサートピアノとして活躍し、当時の数々の巨匠たちが弾いてきたピアノです。
あの名作曲家であり、ピアニストであるラフマニノフも実際にこのピアノを弾いています。

コントロールするのが難しいのですが、太く轟くような重低音、乾いた輝かしい高音、メロウな中音域を兼ね備え、豊かな色彩を奏でることができます。

次回は8月下旬に東京にて演奏会に出演する予定です。

私自身が演奏することを続け、音楽に向き合うことで、生徒さんにより良いレッスンができると考えていますので、これからも日々努力していきたいと思っています。

話はガラッと変わりますが、早いもので、当教室を開校して約3ヵ月が経ちました。

最初は生徒さんが集まってくれるかな?ちゃんと教室としてやっていけるかな?と「不安」も正直ありましたが、少しずつお問合せをいただき、
ありがたいことに数あるピアノ教室の中から、池平ピアノ教室にご入室してくださっています。
一人一人の生徒さんやご家族に支えられていると日々感じながらレッスンをさせていただいています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

お家でもピアノを楽しんでくれていることを保護者の方からお聞きしたり、生徒さん達が成長していく姿を間近でみることができて本当に嬉しく思いますし、一人一人の成長を大切に、一番はピアノを楽しんでもらいたいと思っています。

当教室の今後の目標として、来年に第一回の発表会を開催したいと思っています。
生徒さん達が練習をして、成長した姿を発表し、自信をつける経験はとても大切だと思っていますし、なによりも人前で弾く経験が人間的にもとても成長させてくれると考えています。

長くなりましたが、これからも一つ一つの出会いに感謝し、ピアノの楽しさを伝えていきたいと思っています。